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金唐革紙 の魅力 |
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日常であまり聞いたことない言葉、 |
「金唐革紙 ( きんからかわし )」 |
英語では、 |
「Imitation Leather Paper」 「Wall Decoration Paper」 |
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と呼ばれています |
これは、日本の工芸品で金属箔を張った和紙を、唐草などの模様のついた版木棒(円柱の版木面は図柄を逆彫りしてある・ロール版木)にローラーとして押し当て、たたいて版木の図柄を写しとってつくられた黄金色の和紙です
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日本伝統工芸品の「手漉き和紙」、「金唐革紙」、どれもその「クオリティー」、「テイスト」には圧倒されます
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【金唐革紙の歴史】 |
17世紀、ヨーロッパ壁装で「皮革」がもちいられていました
ヨーロッパ宮殿の壁装に使用された「金唐革」は江戸時代にオランダの交易船によって国内にもたらされました
その「金唐革」を日本国内で模造し、油紙や渋紙を改良を行い。1684年、伊勢国で和紙に油を塗り皮を模造した「擬皮革」である「金唐革紙」がつくられました
次第に、その表面に柿渋や漆(うるし)を塗ったりと技術が高度化していきました
1872年、壁装用途の金箔処理をした「金唐革紙」「金革壁紙」を開発しました
1873年、ウィーン万博博覧会に、「金唐革紙」として出展し好評を得たのが始まりといわれています
1880年、大蔵省印刷局が品質改良を行い製造した「金唐革紙」が欧米に盛んに輸出されました
当時の日本工芸の、「手漉き和紙」の技術、浮世絵で培った「版木の逆彫り」の技術、「漆塗り」の技術、「金箔」の技術などを高度に結集した作品です
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東京都立旧岩崎邸庭園(台東区)、その洋館の室内壁紙には時代を超えたものがあります
使われているのは当時の「金唐皮紙」の複製で当時の手法でつくられたものです
旧岩崎邸の他に、国内では入船山記念館(呉市)、旧日本郵船小樽支社(小樽市)などの洋風建築の壁を現在でも飾っています
以前は、鹿鳴館、国会議事堂、箱根離宮でも使われてました
その時代、イギリスのバッキンガム宮殿もでもちいられ、ヨーロッパを中心に世界で絶賛されていたそうです
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【現代風・金唐和紙】 |
オリジナルの新柄版木を製作をしています
金唐和紙のつくり方も、明治時代の手法と現代の独自手法とをミックスし、当時のような金箔処理いたしません
かわりに錫箔(すずはく)にワニスを使うことにより、金箔のような黄金色の輝きをだしています
外国産の特殊なワニスを使用することにより、より鮮やかな黄金色となります
また、漆塗り仕上げをしないで、豪華さとリーズナブルさを兼ね備えています
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金唐和紙 |
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手漉き和紙など日本の伝統工芸品を中心に、和紙の文化を、再び世界へ発信することもビジョンに入れ、オリジナル現代和紙をご紹介いたします
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