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紙素材・原料の種類 |
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紙漉きが日本に入ってきた当時は、和紙の原料は麻を使用していたそうです
麻の欠点である強度の弱さ、表面の粗さから、その後、楮や雁皮へ変化していきました
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繊維の種類
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紙は植物繊維から構成されていますが、紙として繊維原料の種類を以下のとおりまとめてみました
【樹皮繊維】
コウゾ、ミツマタ、ガンピ、フジ、クズ、ワラ、ジンチョウゲ、など
【草皮繊維】
ケナフ(洋麻)、サトウキビ(パガス)、トウモロコシ、稲わら(ストロー)、バショウ、竹、フラックス(リネン、亜麻)、ラミー(チョ麻)、ジュート(黄麻)、サイザル麻、アバカ(マニラ麻)、コウリャン、など
【種毛繊維】綿花(コットン、コットンリンター)など
【木材繊維】
針葉樹繊維:マツ、ツガ、モミ、ヒノキ、ヒバ、など
広葉樹繊維:シラカバ、ポプラ、クヌギ、ケヤキ、ブナ、など
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【中国の紙】
麻、竹、藤、桑、沈丁花、稲わら、など
【西洋の紙】
ケナフ(洋麻)、フラックス(リネン、亜麻)、ラミー、アバカ(マニラ麻)、稲わら、エスパルト、コットン(木綿)、など
【古代の紙】
エジプトのパピルス、中南米のアマテ、ポリネシアのタパ
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(パピルス) (パピルスのブックマーク) |
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【日本の和紙】
こうぞ(楮)、みつまた(三椏)、がんぴ(雁皮)、麻など
近年では生育の早いタイ楮やマニラ麻、フィリピン雁皮・サラゴなど海外原料の使用で価格を抑た和紙が多いです
しかし、喜ばしいことに最近は昔と同じように、原料、製法を大切にし薬品を使わない和紙が増えつつあります
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